お茶の間の女優さん。

  「むか~し、むかしのことじゃった・・・・・・」
優しい声と独特の語り口で、お茶の間に日本の昔話を届けてきた女優の
市原悦子さん。

「家政婦は見た!」シリーズを始めドラマ、舞台などで活躍し、
多くのファンに愛された。1月に82さいで亡くなられました。
2年前に自己免疫性脊髄炎を発症し、活動を休止されました。
昨年、春からテレビ番組のナレーションで復帰しましたが、今年再入院しました。
その時も病室に台本を持ち込み仕事の準備を怠らなかったといいます。
最後まで女優魂を燃やし続けた市原さん。

「演技に対してうぶで、純でありたいと思っています。それには稽古に徹するしかない。」

「目の前の課題に無心で、真心で取り組むことにより、必ず新しい何かが生まれます。」

と常に 「今」 を見つめていました。

過去の成功や挫折にとらわれず、未来を思い煩うことなく、ただ目の前の課題を
見つめ、全力でぶつかっていく。
その繰り返しの中に自身の成長と向上があり、人生の豊かな実りもあるのです。
ゆえに目の前の課題に全力投球の日々でありたいです。
「今」 を懸命に生き切った人の残す人生の軌跡は、すがすがしく、美しい!

  市原悦子さま ご冥福をお祈り申し上げます。

  


2019年02月09日 Posted by ベルウィンド at 17:18 著作より