脳のエネルギーを蓄えよう
2 3か月前からうっかりしたミスが多いという方。
家事にも支障が出たり、物事の手際も悪くなり、そんな自分に苛立ちを覚えたり
して焦ってしまう。
ご自分は、認知症だと思ってしまう。
手当をすれば治る 認知症によく似た病です。
「新型認知症」「うつ病性仮性認知症」 とも呼ばれます。
これは、本物の認知症ではありません。
治療には、うつ病を正しく理解することが必要です。
うつ病とは、いわゆる心の病でも、精神的な問題でもなく 脳のエネルギーが
枯渇している状態なのです。
この状態になると元気がなくなり、疲れやすく、記憶力や注意力が低下するといった
認知症によくにた症状が現れることがあります。
治療は脳にとってエネルギーを蓄えるような行動を取ることが重要です。
余分な浪費を防ぐ 省エネ生活の励行。
煩わしい人間関係に巻き込まれることなく無駄に心身を酷使しないこと。
今の季節では日光浴や森林浴は効果的です。
さらに脳のエネルギー補給ともいえる、薬物療法もあげられます。
治療薬は、セロトニンやノルアドレナリンといった、脳の重要な物質を整えます。
うつ病性仮性認知症は、決して珍しい病気ではありません。