雪柳

  「光」 が噴きあがっていた。

  「命 が噴きあがっていた。

 「 咲 きほとばしる」
  と言うべきか、抑えても  抑えても 抑えきれない
  春のエネルギーが真っ白な 光の噴水となって
  勢いよく湧き出だしていた。
   雪柳」であり「花」だった。
  「冬」であり「春」だった。
  白という光の中に、春と冬が溶け込んでいた。
  まるで、希望と苦悩が渾然一体になっている青春時代のようだ。

                           続く


  


2024年03月02日 Posted by ベルウィンド at 19:49 師のことば ベルウィンドからのお知らせ